ラングラーの雨漏り・水漏れの原因と対策|屋根とドアの定番箇所

雨に濡れた車庫のラングラー

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雨の翌朝、ラングラーのフロアマットが湿っていたり、ドアの内側に水滴が付いていたりすると、ちょっと焦りますよね。『これって故障?』と不安になる方も多いはずです。

結論から言うと、ラングラーの雨漏りは、屋根やドアを外せる作りのぶん、つなぎ目のゴム(ウェザーストリップ)まわりで起きやすいものです。多くは場所を突き止めれば、締め直しや部品の調整・交換で直せます。

この記事では、水が入りやすい定番の箇所と、自分でできる点検、ディーラーに相談する時の準備が分かります。

目次

ラングラーはなぜ雨漏りしやすいと言われる?

ラングラーは、屋根やドアを外してオープンで走れる車です。現行のJL型は、フリーダムトップ3ピースモジュラーハードトップが全グレード標準です。

外せる部品が多いということは、そのぶん「つなぎ目」も多いということなんです。普通の乗用車なら溶接でつながっている場所を、ゴムのシールとボルトで合わせています。

先に結論

雨漏りの多くは、屋根のパネルとフレームの合わせ目、ドアのゴム、フロントガラス上部の3か所まわりで起きます。まずはこの3か所を疑ってみてください。

『新車なのに水が入るなんて』と思うかもしれません。ただ、屋根を一度でも外して付け直すと、少しのズレで隙間ができることがあるんです。

ですから、ラングラーの雨漏りは「壊れた」というより「合わせ目の調整がずれた」というケースが多いですね。

水が入りやすい定番の箇所はどこ?

ここからは、場所ごとに見ていきます。濡れている場所から、どこが原因かのあたりを付けられます。

濡れている場所疑いたい箇所よくある原因
運転席・助手席の頭上フリーダムトップのパネルの合わせ目パネルの付け直しでズレた・シールのつぶれ
フロアマット(前席)ドアのウェザーストリップ・フロントガラス上部ゴムの劣化・ドアの付け直しで位置がずれた
Aピラーの内側を伝う水フロントガラス上部とルーフのつなぎ目シールの浮き・締め付け不足
後席の足元後席ドアのゴム・ルーフ後部ゴムのよじれ・パネルのボルトのゆるみ
荷室テールゲートのガラスまわり・リアのゴムガラスまわりのシールの劣化

濡れている場所のすぐ上が原因とは限りません。水は内張りの裏やピラーの中を伝って、離れた場所に出てくることもあるんですよね。

例えば、こんな場面がよくあります。

「助手席の足元が濡れてるけど、ドアのゴムかな?」
「頭上の屋根の継ぎ目から入って、ピラーを伝って下りてきている場合もあるよ」

ラングラーの雨漏りが起きやすい箇所を、屋根・ドア・フロントガラス上部・テールゲートで示した図解

ソフトトップの雨漏りはどう考える?

現行のカタログモデルはハードトップが標準ですが、中古車ではソフトトップ(幌)の車にも出会います。年式や仕様、後付けで変わるので、買う前に確かめておきましょう。

ソフトトップは、生地のファスナーやレール、窓のビニール部分のまわりから水が入りやすいと言われます。生地が縮んだり、ファスナーをしっかり閉めていなかったりすると、隙間ができやすいんです。

ソフトトップで確かめたいこと
  • ファスナーが最後まで閉まっているか
  • 生地がレールにきちんとはまっているか
  • 窓のビニールにひびや破れが無いか
  • 生地の縫い目から水がにじんでいないか

自分でできる点検と対策は?

『ディーラーに持っていく前に、自分で見られることはある?』という方も多いですよね。実は、簡単に確かめられることがいくつかあります。

自分でできる点検の順番
  1. 濡れている場所の写真を撮り、いつ・どんな雨のあとかメモする
  2. 屋根のパネルを外したことがあるか、最近の作業を思い出す
  3. ドアを閉めた状態で、ゴムがよじれたり浮いたりしていないか一周見る
  4. 晴れた日に、上から順にホースでやさしく水をかけ、車内で誰かに見てもらう
  5. 水が出てきた場所と、かけた場所の組み合わせを記録する

水をかける時は、高圧の洗車機や強い水流は避けてください。普段の雨で入らない場所まで、無理に水を押し込んでしまうことがあります。

ラングラーの雨漏り箇所を自分で見つける手順の図解

屋根のパネルを付け直した直後なら、取扱説明書の手順どおりに付いているかを見直すだけで直ることもあります。外し方と付け方はラングラーのハードトップの外し方で詳しく書いています。

やらないほうがいいこと
  • 隙間を市販のシーリング材で埋めてしまう
  • ゴムを接着剤で固める
  • 原因が分からないまま、パーツを手当たり次第に替える

シーリング材で埋めてしまうと、あとで屋根を外せなくなったり、正規の修理で取り除く手間が増えたりします。保証で直せたはずのものが直しにくくなることもあるので、気をつけておきましょう。

JKとJLで雨漏りの出方は違う?

『中古のJKを検討しているけど、雨漏りしやすい?』という声もよく聞きます。JK(2007〜2018年)もJL(2018年〜)も、屋根やドアを外せる作りは同じです。

ですから、どちらの型でも、つなぎ目のゴムまわりを見るという考え方は変わりません。年式が古いほどゴムの劣化は進みやすいので、JKは特にドアと屋根のゴムの状態をよく見ておきましょう。

型式見ておきたい点
JK(2007〜2018年)ゴムの硬化・ひび、社外の屋根やドアへの交換歴
JL前期(2018年〜)屋根のパネルの付け直し跡、ドアのゴムのよじれ
JL後期(2024年5月改良〜)新車保証の期間内なら、まずディーラーに相談

型式ごとの違いはラングラーJKとJLの違いでまとめています。

水漏れを放っておくとどうなる?

『少し濡れるくらいなら、まあいいか』と思ってしまう気持ちも分かります。ただ、水漏れは早めに手を打ったほうがいいんです。

床の下に水がたまると、カーペットの裏が乾きにくくなります。においやカビの原因になり、電気の配線やコネクターがある場所なら、電装系の不具合にもつながりかねません。

放置した時に起きやすいこと気づくきっかけ
カーペット裏のカビ・においエアコンをつけた時のにおい
窓の曇りが取れにくい雨の日にガラスがすぐ曇る
電装系の不具合警告灯の点灯、スイッチの反応が悪い
金属部分のサビ内装をめくった時の茶色いしみ

もし警告灯がついたら、水漏れと関係があるかどうかもあわせて相談してみてください。警告灯の意味はラングラーの警告灯の意味と対処でまとめています。

床にたまった水を逃がす

ラングラーの床には、水を抜くための栓(ドレンプラグ)があると言われます。位置や外し方は年式で違うことがあるので、取扱説明書かディーラーで確かめてから扱ってください。

保証で直せる?ディーラーに相談する時のコツ

結論から言うと、新車保証の期間内なら、まずジープ正規ディーラーに相談してみるのがおすすめです。

ラングラーの新車保証は「Warranty for You」で、新車登録から3年間(走行60,000kmまで)です。延長保証のExtended Care Plusに入っていれば、4〜5年目の2年間も延ばせます。

ただ、どこまでが保証の対象になるかは、原因や部品によって変わります。社外品の屋根やドアに替えている場合は、対象外になることもあるので、先に聞いておくと安心ですね。

相談する前にそろえておくもの
  • 濡れていた場所の写真(できれば動画も)
  • いつ、どんな雨のあとだったかのメモ
  • 屋根やドアを外した時期と回数
  • 社外パーツやカスタムの有無
  • 保証書と点検記録簿

『ディーラーで見てもらったら、再現しないと言われた』という話もよく聞きます。雨漏りは天気しだいなので、写真とメモがあると話が早いんです。

認定中古車で買った場合は「Jeepの認定中古車」の保証(1年〜最長3年・走行距離無制限)が使えることがあります。保証の範囲はラングラーの新車保証と延長保証で詳しく書いています。

中古で買う時に見ておきたい雨漏りのサイン

これから中古のラングラーを買う方は、雨漏りのサインも見ておきたいですよね。見た目がきれいでも、内装の下に跡が残っていることがあります。

中古車で見ておきたいところ
  • フロアマットをめくって、カーペットにしみや湿りがないか
  • 天井の内張りや、Aピラーまわりに水の跡がないか
  • ドアのゴムが切れたり、硬くなったりしていないか
  • 屋根のパネルに、付け直しの跡やズレがないか
  • 車内にこもったにおいがないか

カスタムで社外の屋根やドアに替えている車は、合わせ目の作りが純正と違うこともあります。気になったら、雨の日の状態を販売店に聞いてみてください。

中古車の見方はラングラーの中古で注意すべき点でまとめています。

雨漏りを防ぐために普段からできること

雨漏りは、日ごろのちょっとした手入れで起きにくくできます。特に屋根を外して楽しむ方は、付け直す時のひと手間が大事なんです。

普段からできる予防
  • 屋根のパネルを付けたら、ボルトやラッチが手順どおり締まっているか確かめる
  • ドアのゴムに砂や小石が挟まっていないか、洗車の時に見る
  • ゴムが乾いて硬くなってきたら、ゴム用の保護剤で手入れする
  • 屋根やドアを外したあとは、ゴムがよじれたまま付けていないか見る

『そこまで気にしなきゃいけないの?』と思うかもしれません。ただ、一度クセを付けておけば、点検は数分で終わりますよ。

屋根を外して置いておく時の注意

屋根やドアを外して車庫に置いておく時は、雨よけだけでなく、いたずらや盗難にも気をつけておきたいところです。オープンのまま屋外に置くと、車内の物を持っていかれることもあります。

防犯の対策はラングラーは盗まれやすい?で詳しく書いています。

よくある質問

新車のラングラーでも雨漏りすることはありますか?

屋根やドアを外せる作りのため、付け直しのズレやゴムのよじれで水が入ることがあります。新車保証の期間内なら、まずジープ正規ディーラーに相談してみてください。

雨漏りの修理は保証で直りますか?

原因と部品によります。新車保証は新車登録から3年・6万kmまでで、社外パーツに替えている場合は対象外になることもあるので、先に確かめておくと安心です。

自分でシーリング材を塗って直してもいいですか?

おすすめしません。屋根が外せなくなったり、正規の修理がしにくくなったりすることがあります。

ソフトトップは雨漏りしやすいですか?

ファスナーやレール、窓のビニールまわりから水が入りやすいと言われます。閉め方と生地の傷みを確かめてみてください。

雨漏りを放っておくとどうなりますか?

カビやにおい、窓の曇り、電装系の不具合、サビの原因になることがあります。早めに場所を突き止めておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • ラングラーは屋根やドアを外せるぶん、つなぎ目から水が入りやすい
  • 疑う場所は屋根のパネルの合わせ目、ドアのゴム、フロントガラス上部
  • 点検は上から順に水をかけ、出てきた場所を記録する
  • シーリング材で埋めるのは避け、保証の期間内ならディーラーに相談する
  • 中古はマットの下と天井の内張りで水の跡を確かめる

壊れやすいと言われる箇所をまとめて知りたい方は、ラングラーは壊れやすい?故障率と定番の故障箇所もあわせて読んでみてください。買う前に値引きの状況を見ておきたい方はラングラーの値引き相場と限界額が参考になります。

ラングラー買いたいドットコム

ラングラー買いたいドットコム 編集部

ラングラーの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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